c_picassoの見方、聞き方、話し方・・・・遊び方

坂道

迷路の中のｱｯﾌﾟ＆ﾀﾞｳﾝ
緩やかな坂道が、軽く蛇行してどこまでも続く、
街路は風の道であり、光の道、心の道、
長い時間が流れて、豊かな営みと、豊かな心を育てていきます。

ﾌﾞﾘｯｼﾞの上には別の路地が交差し、
生活感溢れる都市を構成しております。

豊かな営みと、豊かな心には、近代文明は必要ないのかも知れません。

光と影

南ｲﾀﾘｱの日差し
真夏の強烈な光は、同時に明瞭な影をつくる。
この原体験が、細胞に行き渡り、豊かな文化を創った。
もちろん、光だけではなく、それを含む空気が創った訳ですけれど････

中世の宗教絵画、ｶﾗﾊﾞｯｼﾞｫ、ｷﾘｺ、等など･････
たくさんの絵画には精神が表れている。

風土と文化は常に支えあって成立している。

複雑な町

路地と階段
細い路地が迷路のようにつながり、
白い建物の間から青い空が見える。
陽の光は直接路地まで落ちてくることはないが、
白い建物に反射して、柔らかな光が包んでくれる。
夏の気温は40℃を超えるこの町でも、
街路の中は日陰となり、風が通り抜けて涼しい。

狭い路地に畳一帖ほどの広さの広場を作り、
その広場にそれぞれの住家へと続く複数の小さな階段が接している。
ｼﾝﾌﾟﾙで複雑な、町のﾃﾞｻﾞｲﾝは見ていて飽きない････

白い町

ｵｽﾄｩｰﾆ
南ｲﾀﾘｱの踵の部分、ﾊﾞｰﾘとﾌﾞﾘﾝﾃﾞｨｼとの中間の小高い丘に、
白い軍艦のような町が見えてくる。
南ｲﾀﾘｱを代表する｢白い町｣ｵｽﾄｩｰﾆだ、
旧市街は丘の上に円形の複雑な街路を形成していて、
町探検家の心はくすぐられる。
複雑な街路からは人間のもつ多様性や、
自然との関係における柔軟性を感じられ、
町も生きていることを実感することができる。

隣接する新市街は、丘の下に位置していて、こちらは効率のよい碁盤目の街路が形成され、
こちらも増殖を繰り返している。

生き物のように増殖する町を歩いていると、ｳｷｳｷ、ﾜｸﾜｸ、ﾄﾞｷﾄﾞｷで、とても楽しい

基本

定番
当初、新古典主義は、純粋形態を理論的に追求する態度でした。
考古学的実証を優先するあまり、力強さが表現されていて、
ｼﾝﾌﾟﾙな美しさは感じられませんでした。
ところが次第にｷﾞﾘｼｬ様式やｺﾞｼｯｸ様式の復興が興り、
ﾛﾏﾝ主義的古典主義、ﾛﾏﾝ主義的自然主義などと呼ばれる
古典主義へと推移していきます。
優美さや美しさを優先させた古典主義ですが、華美な装飾はありません。
直線と伝統的な意匠をﾊﾞﾗﾝｽよく組み合わせる構成が、
見事にはまっております。
近代の萌芽はここから始まったような気がします。
もう一度、この足で、この目で、検証しないといけません。
ﾊﾞﾗﾝｽ感覚を身に着けるには、最も良い材料です。

新古典主義

ﾊﾟﾘのﾊﾟﾝﾃｵﾝ
新古典主義、ﾈｵｸﾗｼｽﾞﾑの概念は18～19世紀の建築思潮、
ﾊﾞﾛｯｸ、ﾛｺｺ趣味に飽きた人々により産み落とされた新しい建築美学、
簡素な中にも力強い表現力を有することが美の理想とされた。

J.G.ｽﾌﾛは、同じ高さの均質なﾃﾞｻﾞｲﾝの柱で、
屋根のﾄﾞｰﾑを支えようとしたが、
現在では壁で覆われた廟所となっております。
しかし今でも、ｽﾌﾛの目指していたものを、感じることが出来ます。
｢純粋形態を理論的に追求しようとする態度｣
一番大切なところを感じ取ることが出来れば、それで充分！

遺跡

松の木越しに見た、
下の写真の遺跡群を、
別の方向からみた写真です。
松の木の樹形も良いのですが、
力強い遺跡の迫力が、
自然の造型と重なり合うことで、
不思議な感覚となっております。

ﾊﾟｴｽﾄｰﾑ

ｼﾙｴｯﾄ、意外と綺麗
逆光になってしまった遺跡の写真、
遺跡群のﾌﾟﾛﾎﾟｰｼｮﾝが素晴らしいのか、
迫力と緊張感、清々しさを感じます。

明るい空に、遺跡のｼﾙｴｯﾄ
特別の場所、取って置きの場所です。

日本らしさ、

この村はまるでｽｲｽ！

のどかで、昔のままの村を発見！
空気が澄んでいて、
鳥のさえずり、水の音、風の声、
全てが充実しております。

日本人の心がここにある。
こんないいところ、誰にも教えない

浜辺

浜辺までは50ﾒｰﾄﾙ
ﾊﾞﾙｺﾆｰからの見下ろし、
ﾃﾗｽの上の藤棚？に、
紫の花、咲き誇っております。

海からの風、潮騒の音、花の香り、
とても贅沢な時間です。